祭りの後

にわかに賑いを増したワールドカップも、クロアチア戦に敗退してからようやくにわかファン含むバカ騒ぎが落ち着いた。ドイツに勝ちスペインも倒しとしたときには普段サッカーなんか見ないこちらまでえぇ!?と引き込まれたりしたけれど、コスタリカに負けた途端SNS上では「普段の日本に戻った」と揶揄され散々だった。クロアチア戦で先制ゴールを決めた時、おや?これはまたドイツ戦やスペイン戦と同じ勝ちパターンか?と思ったけれど、結局延長戦でも勝ち点は取れずPKで惜敗。

なんだかねぇ、こんなこと言うとあれだけれど、これが実力なんじゃないのかなと思う。いわゆる強豪国の選手たちのプレーを見ているとね、スピードといいパワーというか破壊力というか、スポーツ全般興味のない私みたいな素人がぼうっと観ていただけでもその力の差を感じたりするんだよね。まぐれとは言わないけれど場当たり的な得点とは違う。日本も昔に比べれば確実に強くはなってきているんだろうけれど、まだまだこれからというか何かが違うんだろうね。日本人が優等生すぎるのか、生活が懸かっているようなブラジルなんかとはハングリーさが違うだろうし。サッカーなんてどちらかというと子供がそのまま大人になった感があるような競技だと思うんだけれど。

ちょっと体が当たったくらいでオーバーリアクションに痛がって見せたり。まぁそれも作戦なのかもしれないけれど観ていて鬱陶しい。興味がないというよりあまり好きじゃないと思うのはそういうところ。けれど今回はこうしてここまで観るものをワクワクさせ感動させてくれたりしたのだから素直に健闘を讃えたいと思う。