Diabetes

メチャ気持ちよかったです。
そういって彼はシャワーも使わずに帰って行った。
数年前から何度か逢うセフレの彼。たしか前回は勃たずに不発で終わった。
久々にガッツリとファックした達成感があった。

一年程前から兆候はあった。
たとえ勃起薬を使ってもうんともすんともいわないときがあった。
高血圧で処方されている薬の中で勃起不全の副作用があるものを見つけて、その薬を外してもらった事もある。そこまでしてやりたいもんか?と連れに呆れられた事もあったけれど、どちらかといえば絶倫系であった自分にとっては大きな問題に思えた。

いつからか夜中に何度もトイレに目が覚めるようになった。歳のせいかとも思ったけれど1時間毎にとかとなると流石に首をかしげる。夜中に足がつる事も多かった。こむら返りとかではなく太ももの内側がつったりするので激痛で目が覚めた。ある日体重計に乗ると、何もしていないのに体重が5キロ程減っていた。そこで初めてこれは尋常ではないと診てもらったところ糖尿病だった。これまでの症状がなるほどと合点がいった。

結構仕事関係で何人も糖尿の人間を見てきてはいる。1型2型問わず。
1型の人の低血糖時の怖さも見ているし、2型でも失明したり脚を壊死した者も見てきているはずなのに、自分の事となると静かに忍び寄る病なので案外気付かないものだねぇ。っていうか、気付かぬままにやり過ごしてしまえばきっと彼等のようになるのだなぁと改めて恐怖を感じた。

投薬を始めてようやくまだ高めではあるけれど危険な数値は脱出した。
そうすると身体は正直なもので勃つものは勃つという話。
で、セフレ君の身体で試してみたというだけの話なんだけれど。
まぁ身体に綻びの出だす年齢だし、気をつけないとね。