ゆうべの秘密

「ねぇ、じゃぁさヒルトンに部屋取って?」
「?それってヒルトンに泊まりたいのか、俺と寝たいのかどっちだ?」
「フフッ…両方」
あの日あいつと同じホテルマンの彼を誘って食事をした。
「あの子の何を知りたいの?っていうか、貴方達付き合ってるんでしょ?」
「あぁ…」
「だったら本人に聞けばいいじゃない。」
「聞けるかよ…」
「わかった。じゃ一つだけ教えてあげる。その代わり僕にも少しお小遣い頂戴?」
「口座教えといてくれ。後で振り込んでやるから。」
「あの子、やっぱしウリ 始めたよ。これが知りたかったんでしょ?」
「そっか…」
「イケるんだけどなぁ…やっぱエッチはやめとくよ。だってあの子は友達だし同僚
 だし。貴方と僕が寝たら全てが無茶苦茶になるよ」
「その気はないさ。」
「まぁ、失礼しちゃう!(笑)」
「そんなにあの子のこと好きなんだ?
 後は二人で話しなよ。」





二人で話すことさへ無くなってしまったけれど…


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  ※ 私のボヘミアン加藤登紀子