Dallas

暑い夏の奈良、街頭演説の元首相が銃弾に倒れるなんていう驚きの事件が起こった。犯人は反社でも宗教家でも思想家でもなく元自衛官という一般人。政治信条への恨みではなく特定の宗教団体に恨みがあり、団体と安倍氏がつながっていると思ったから狙ったとの供述だけれど、メディアは報道しないがおそらくは所謂「統一教会」のこと。

統一教会といえば我々の世代はすぐに桜田淳子合同結婚式のことを連想するが、そもそも日本の政界なんて色んな宗教団体からの関わりも深く支援も受けまくっているわけだから結局は政治犯のようなものだ。母親が宗教にのめりこんで破産に追い込まれ家庭崩壊したとか。そんな話を聞くにつけ私の周囲でもそれに近いような話があるだけに胸が痛い。およそ宗教に熱心な親がいる家ほど家庭がしっちゃかめっちゃかなことが多い。子供を顧みないからだろうね。

銃社会でもない日本でこんなことが起こるなんて!などどいうけれど、実は歴史的にみれば日本は暗殺大国だ。近年目立った事件がなかっただけで、過去をググればわんさと出てくる。けれどこういう力技は決して赦すことはできない。安倍氏といえばその功績と共に色々な問題も多かった人物ではあるけれど、だからと言って人の手で殺められていいわけがない。残念でならない事件だ。

私自身無宗教だから言うけれど、神さんも、えべっさんも、イエスさんもみんなごっちゃでゆる~く崇めているような大半の日本人の姿勢が一番いいんじゃないだろうかねぇ、、神様ってすがるものではなくて、なんとなく畏れるもんだと思うよ。ともかくもご冥福をお祈りいたします。