晩秋

朝方仕事で京都に出向いたのだけれど、その後の予定がなかったのでこれは良い機会かと醍醐寺を散策。もう紅葉のピークは過ぎているだろうけれど多少なりとも晩秋の京都を楽しめたらと。

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まばらな人出と同様紅葉も疎らというか残りカスのようなものだけれど、そんな残りカスでもそれなりに趣を装うのが京の晩秋。

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ここの景色が一番美しいなと、池の畔のベンチに腰掛ける。
若い頃はこんな所でひとときもじっとしては居られなかったけれど
この歳になると刻の過ぎるのも忘れて、ただただぼうっと
水面を行き来するマガモの番を目で追いながら、波紋に揺らぐ紅葉がこの上なく美しいものに思えたりするのだから不思議なものだよ。

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