白浜再び

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年明け早々始まったそこそこ大きな仕事で、相変わらずやらかした若手営業マンのチョンボをなんとか繕って迎える月末週末。客からは労いというか逆に大層な礼まで言われて丸く収まったものの、はたしてそれが彼らにとっていいことなのかどうなのか、、

彼らはいわゆるデジタル世代。物心ついた頃からスマホも有ったろうし。紙の媒体などすっ飛ばして画面上のやり取りに明け暮れる。画面上の修正は一瞬かも知れないけれど現場はそうは行かない。どれ程の労力と時間を犠牲にし、どれ程の人の心を殺めているかを本当に理解しているのだろうかと老婆心ながら憂慮する。

なんだか遣りきれぬ想いで本当に思い立って白浜に来た。この時期普通の温泉ってのもなんだか恐いので、食事なしでメチャ安い露天風呂付きの部屋がある宿が有ったのでそこに決めた。微かな濁りとヌメリのある苔のような香りがそこはかと漂う本物の良い掛け流しの温泉だよ。

あまりの気持ちよさに、アァ~というため息にのせてすべての鬱憤を吐き出しているよ。
白良浜の夕暮れも美しい、、

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