湯煙夢心地

昨日はやわらかな陽射しが時折冬を忘れさせる程暖かだったけれど、今日は随分冷たい風に煽られて小雨が頬に突き刺さる。
時間帯によっては2時間に一本しかないバスを独り停車場で待つ。時間を過ぎても現れないと少し不安がよぎるけれど、まぁ気にしない気にしない。
いつもの温泉を熱い方から温い方へと順にバスで巡る。宿に帰って更に温い湯でクールダウンしながら身体を整える頃には夢心地。
名残惜しい程に愛おしい、湯の街湯煙里の暮れ…