リフレイン

「僕ね、決して自分からはメールしないことにしてるんだ。」
「やりたい人はまた連絡してくるだろうし、アドの登録もしないでメールも消してゆくんだ、その都度ね。そしたら自然とセフレって減ってゆくし、続く人だけが残るって訳。そうしないとどんどん泥沼に嵌っちゃう。」
「なるほどね…」
欲どうしいエロオヤジにはちと沁みる言葉だね。毎週末セフレ君の部屋に入り浸っているのもどうかと、今週はお休みしていつもの温泉銭湯へ浸かって大人しく過ごす。壺湯で寛いでいると、となりの壺湯に二人組の男の子が、それも二人一緒に一つの壺にザッバーン…って。おやっ?と思いながらも、暫くして一人の子が空いた隣の壺に移って聞こえてくる話し声。
「ケンタぁ〜!こっちの方がいい出汁出てるよ?」
「?なんの?」
「チン汁ぅ〜!」
「うぅ、飲みてぇ!」
あのね、おいちゃん吹き出しそうになるの堪えるのに必死でしたよ。
幼い感じなくせにイカニモ系でまとめましたな短髪にもみ上げって…まぁ、可愛いから許す。スレンダーな小麦色の肌が食欲をそそるんだってば。
あぁ、やっぱ明日あの子の部屋に行こうかなぁ…