しごとはんぶん

早朝からちょっとした仕事で京都山科へ。
仕事自体はちょちょいと済ませ、さて、このまま帰るのも芸が無いやと、そういや醍醐の方に温泉銭湯があったっけなぁと、とりあえず向かう。けれど、店が開くにはまだ時間が早いので、醍醐寺を散歩。上醍醐への裏参道あたりの森が気持ちいい。
遠くから朝練のランニングのかけ声が。近所の小学生かなぁ…
近づくにつれ、声の様子からてっきり女の子たちだと思ってたら、あらら、男の子ですか。変声期前の男の子ってのは、こうも可愛い声をしているんだ。
きっと森のニンフってのは女性ではなく、みんな男の子なんだよって確信しながらそぞろ歩く。
車を降りるときコートを羽織ってこなかったので、なんだか寒さが浸みてきて、そそくさと引き返すと、リュックを背負ったハイキングの婆さんと行き交った。
すれ違いざま、婆さんのリュックの中から賑やかな携帯の着信音。
やおらリュックを降ろして「はい、もしもし?」って…
世の中の風景も変わってきたわいな。
もうそろそろ開く頃だろうと、温泉へ向かい、すっかり冷えた身体を温める。
朝一で人は少ないし、広々と手足を伸ばし、昼間っから温泉に浸かってるなんて、なんと気持ちの良いことか。
風呂上がりには、近所で知ってる旨いうどん屋へ入ろうとしたら、なんとお休み。。
ちゃんと大釜で茹でて、たものようなザルで掬い上げ、水洗いして締めて、もいっかい温めて…って基本に忠実な店なんだ。出汁も旨いし、普通の食堂並みにメニューも豊富だし。
あぁ、これだけが心残りだなぁ、って今日は何しに来たんだっけ…あ、仕事かw
いやね、あそびはんぶんな仕事なら顰蹙買うけれど、しごとはんぶん ならね。
なに、人生遊びですよ、これ。