葬送

中学生の頃ホロヴィッツのアルバムに引き込まれてショパンソナタ2番にハマったことがある。音楽室で第3楽章の葬送を爆音で弾いていたら気味悪がられた。
10度の和音が何度か出てきて「どんな手しとんねん!!」と四苦八苦しながらも、途中黒鍵がらみの短10度の和音だけは指が届くので、おもいっくそフォルテッシモで弾くのが快感だった。
最近なぜかまたこの曲に囚われてメロディーがグルグル頭を駆けめぐって離れないので、久々に楽譜を開いて弾き出した。上昇和音が心地よくて思わず肩を入れ腰を入れして爆奏すると息が切れる。
あまりに有名でイメージだけで決めつけられた固定観念が邪魔することがあるんだろうけれど、冷静に聞けばすごく良い曲だよ。
偶然だろうけれどそんな折に三笠宮様が薨去されてちょっと驚いた。
100歳か…ご長寿だったんだねぇ。
しかし、竹田氏じゃないけれど、宮様に対しては「薨去」だろ! 
馬鹿なマスコミどもだ。

D