クリスマスケーキ

「凄く柔らかな動きの指ですね?」
昨日近くのショッピングモールで新しい電子ピアノを触っていたら店員の女の子が声をかける。
「いやぁ、最近のはホントよくできているよね?」
「なんでそんな優しい音出せるんですか?」っていうから
「いやいや、そんなお上手云ってもオイチャンこんな高いもの買わないよ?w」
けどね、暫く話しているうちにこの子ほんとにピアノ弾くのが好きなんだっていうのが判ってきていつの間にか意気投合。いろんな曲をかいつまんで弾きながら、ほら此処はこう弾くと面白くない?だとか、此処のこのニュアンスってほんと素敵だよね?なんてやっているうちに小一時間が過ぎる。
帰り際「きょうは本当に癒されました。ありがとうございました。」
なんてお礼なんか言われて大いに照れながら帰るオヤジ。
その帰り道、いつもの連れからメールが来て
「どのみち独りだろ?どうだ一杯?」なんて云うから
あのな…(-"-; といいつついつもの居酒屋へチャリで向かう。まぁ、コイツも子供達はみんなもう大きいから家でクリスマスなんてしないだろうし暇なんだろうw
早い時間から呑んで、あわや日付が変わる頃にふらっふらになりながら家路につくオヤジ二人。チャリ漕ぎながら「ココハどこ?」なんて一瞬気失いかけたの初めてだよ。危ねぇ危ねぇ (-"-;
無事家にたどり着いた途端、今度はまた別れた恋人からメリクリメール。酩酊のまま訳のわからない返信を応酬して相当呆れられる。
後になって気づいたけれど、そこにはクリスマスケーキの写メが添付されていて、ハテ、今年も無事にあいつ、仕掛けた罠に男でも引っかかって仕留めたのかしらん?wなどど思いを馳せるクリスマス。
あぁ…頭痛てぇ…(-"-;