湯の街ぶらり

青春18切符の残りを使って親友と城崎温泉へ。
次第に銀世界へと変わってゆく車窓からの眺めに旅情を盛り上げつつも、そこはオッサン同士の旅の事、行きしなから酒杯を交わしつつ子供のようにはしゃぐ二人。出来上がった頃に目的とする、温泉街からはちょっと外れの円山川温泉を目指すが何故か今日に限って代休。仕方なくまた温泉街へ戻って外湯巡りをする。
若い頃は単に海水浴帰りの汗を流すための銭湯ぐらいにしか思っていなかったけれど、温泉客の少ない時間帯に巡るとそれなりに楽しめる。最近は何故か若いカップルの姿を多く見かけるし、まぁこっちにとっては多少眺めもいいと云う事だ。外湯の湯は大した泉質ではないものの、何軒かじっくり浸かっていると結構温泉効果は得られる。
風呂上がりに缶ビール片手に竹輪をかじりつつ、帰りに駅前で蟹チラシを駅弁で買い、それをつまみにまた汽車に揺られながら酒を呑んで、それだけで上機嫌なのだから安いオッサン二人ではある。
なにはともあれいい旅をさせてもらったよ。いい気晴らしだ。